びーについて・4

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2年前に肺がんがわかった飼い猫びー、15歳。病気が進行するにつれての状況についてです。

4. 病気の進行

吐かない

なんかおかしいな、と思ったのは、びーが吐かなくなった頃です。

猫は具合が悪くなくても毛玉を吐くことがあります。びーもしょっちゅう吐いていました。それがいつの間にか、吐きそうなオエッオエッというお腹の動きがあってゲーッとしても何も出てこないことがあり、以来そのようなことが何度かありました。勝手な想像ですが、腫瘍が大きくなって食道を圧迫して逆流できないのかなとか思ったりしました。ただ、逆流できないのに、普通に食べられるのはなぜなのかは説明できないのですが。それが半年くらい前のことだったと思います。

それでも、ゴハンは食べてるし、体重も減らないし、それなりに元気なので、様子はおかしいけど肺がんなのだし仕方ないね、と思っていました。全く吐かないという不思議な状況もポジティブに受け止めるしかありませんでした。動物病院で週一回皮下輸液をした後は顔つきもシャキッとなっていたので、少なくとも辛くはなかったのでしょう。

気にかかる変化

9月に入った頃、以前と様子が違うなあと思うようになりました。が、このときは病院でも呼吸も心音も問題がありませんでした。20日頃には呼吸が早くなり、その後何度か咳き込むことがあり27日にレントゲンをとって胸に水が溜まっていることがわかりました。これを書くにあたって、夫とのメッセージのやりとりを遡ってみていて、このような推移に気づきました。こうしてみると、9月に入った段階で変化があったようですね。

これまでも調子が悪そうな状況が二週間くらい続いてもその後落ち着くことも何度もあったので、あまり気にしていませんでしたが、9月半ばにもう少し詳しく診てもらえば、とか、通院の前には様子を遡って思い出していたら、など思わないでもないです。が、そうしたところで、今現在のような心配している状況が二週間早く訪れたにすぎないのかなと思うしかないですね。

27日に獣医から「あまり長くないと思う」と言われた時は一週間も持たないんじゃないかと思い、諸々の予定をキャンセルしてしまいました(結構後悔してます)。明日で二週間。この間、苦しそうな日もあれば、調子が良さそうに見える日もありました。最期を迎えるまでにはもう少し様子の変化があるのでしょう。

[写真は2007年11月20日のびー。ちょうど10年前ですね。ってことは5歳!? 老けてる(笑)。この写真好きなんですよ。]


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