一日一美発見04・ダンボールアート、手作り本多めです(2023/9/11-9/17)

Sarah Sze: Timelapse

グッゲンハイムで開催のSarah Sze: Timelapse、展示風景のビデオがあった(9分弱)!大分イメージが掴める。

videoがsculputureを作り…なんていう発言もあった。ビデオが一箇所に留まって投影されないのが面白く(そして投影面が四角くない)、それが時間を伴う彫刻的な気がした。つまりストーリーではなく画面それぞれがsliceとして一瞬壁に刻まれるということなのかもしれない。

作品の細部も十分確認でき、例えば、写真の縁をちぎり、ちぎった縁も枠として使っているとか、大きめな紙の作品を円を描くように抜いてちぎるとか、細い棒状のものを組んで巣のようなものを作り、そこに写真などの作品を置くとか。

6分48秒から、Things Caused to Happen (Oculus)という作品。巣のような建築物にサイズがバラバラなちぎった紙?を球状に配置し、そこに数台のビデオを投影。紙それぞれが自発光しているように見える。
https://gagosian.com/quarterly/2023/08/22/video-sarah-sze-timelapse/
(2023/9/11)

Ed Ruscha

MoMAで展覧会開催中のEd Ruscha。TateのInstagramの投稿でプールの写真の人だったと思い出した。

で、写真や絵画を制作するだけじゃなく、自分で本も作っていて、プールの写真は「Nine Swimming Pools and a Broken Glass」という自作本になった(1968年)。このオマージュで、ホンマタカシがルシェの写真を忠実に倣って写真集を作った話は聞きかじりしたが、写真集が「Nine Swimming Pools and a Broken i Phone」(2014年)という名前だというのは今知りました。ちなみにオマージュ写真集は第9弾まであるのかな。。

■エド・ルシェが本を作るアーティストだということが垣間見ることができる記事
https://www.phaidon.com/agenda/art/articles/2017/november/22/artists-who-make-books-ed-ruscha/
(2023/9/12)

Julio Anaya Cabanding: Wunderkammer

ギャラリーのInstagram投稿をみた時からやばい!と思った。絵画を超えてスニーカーやゲーム機まで描いているのも面白い。新品の段ボールではなくエージングされた(と思われる、自然?)段ボールを支持体として使っているのがいい。

(展覧会サイトより)
1987 年スペインのマラガに生まれ、現在もマラガに在住のアーティスト。地元マラガ市内の廃墟や橋の下、港など人があまり立ち寄らないような場所に、美術史上の著名な絵画を引用した細密な絵画をグラフィティとして描き、一躍その作品はSNSを通して世界中に知れ渡りました。

誰もが教科書で知っているような美術作品を、捨てられたゴミや荒廃した街の壁に描きます。それは、アートを神格化させるシステムへの強烈なカウンターであり、同時にエコシステムの中で生み出される絵画の最終形態とも捉えることができます。
https://nanzuka.com/ja/exhibitions/julio-anaya-cabanding-wunderkammer/press-release
(2023/9/13)

儀間朝龍

昨日に引き続きタンボールアート!
調べてみたら何人かいるんですよ。中でも、支持体としてダンボールを使うだけじゃなく、ダンボールから切り取った色付きの紙でコラージュ作品を作る儀間朝龍がすごい。

ちなみに色紙部分は薄くするためにダンボールを水で濡らして三枚に剥がしてます。これは、三枚におろすと言ってもいいのでは?

この写真、びっくりしました! 昨日のフリオ・アナジャ・キャバンディングもエアジョーダン作ってましたね。

■以下の動画で製作工程が分かります(途中から何作ってるか気づきます)。
https://www.youtube.com/watch?v=5-TBop347F4
(2023/9/14)

レニャーテロス工房

ダンボールといえば、レニャーテロス工房を思い出した。 と言っても8月に見たばかりなんですが。

工房は現代のマヤ人が、段ボール箱などのリサイクルを中心として、手漉き紙、アート・ブック、木版画を元にしたシルクスクリーン印刷などを行っているらしい。

以下のYouTubeでは、手作業で紙をリサイクルして再生する様子が収められている。コロナ禍でなければ見る機会なかったかも。。
https://www.youtube.com/watch?v=H9y_FxNuyJ4

私は8月に東京都美術館に荒木珠奈展に行った際に別な展示室で行われていた、とびらプロジェクト関連企画を見て、工房で制作されたものや荒木さんも工房でのワークショップに加わったことがあるなど知った。以下の写真は、8月の企画で撮影したもの。最後の方のは布にプリントした版画。これが紙版画で古紙が使われていて、それ自体もいい感じだった(なぜ撮ってないんだ?)。
(2023/9/15)

Sarah Sze: The Waiting Room, PEckham Rye Station

Sarah Szeのインスタレーションが廃墟と化した駅の待合室に

ロンドンのペッカム・ライ駅に一等乗客のための待合室ができたのは1865年、1922年にビリヤード場に引き継がれたが1950年代末に閉鎖。という場所での展示(9/17まで)。

最後の動画がわかりやすい(短いけど)。作品は、9/11に投稿したグッゲンハイムでの球体のものと似ている。Londonistによると『作品の中心には、紙やボール紙をちぎって作った分解された地球儀が、ステンレス・スチールのチューブの中に置かれ、変化するイメージとともに踊っている。… 映像は、42台以上のプロジェクターによって形成されている。』

古い駅いいですよね。地下鉄の旧新橋駅とか使ったら面白そう。
Londonistの記事
https://londonist.com/london/art-and-photography/sarah-sze-the-waiting-room-peckham-rye-station
(2023/9/16)

STEIDL–WERK No.31: GHOSTS IN THE MACHINE

以下のインスタグラムを見たら欲しくなってしまった。

テセウス・チャンとゲルハルト・スタイデルによる、本とは何かを再定義する最新の冒険、STEIDEL-WERK。このNo.31は白い紙ではなく最近のSteidlの本からすでに印刷された「メイクレディ」シートを使用。通常は廃棄されるこのシートの上に、チャンのインクドローイングが印刷され、その結果、技術的かつ光学的なアクシデントの実験が行われることになる。したがって、このエディションの各書籍もユニークなものとなっている。 中身は、ポスター10点、ポストカード10点、ZINE1点、そしてチャンが編集したSteidl Magazine No.7と一緒に段ボール箱に収められている。

素敵なハコモノ❤️(2023/9/17)

※この記事は、以下のThreadsで毎日投稿したものを一週間分まとめたものです。
https://www.threads.net/@tnomura