レビュー

[展示]ASIAN ART AWARD2017

アジアンアートアウォード、ファイナリスト5名の展示が10/29まで開催中。
行ってきました。
ファイナリストの一人が山城知佳子さん(大賞受賞)。
昨年のあいちトリエンナーレで痺れた映像作品「土の人」が東京でも見られるんですよ!
3面スクリーン作品を1面にして再構成して、高橋悠治『カフカノート』からの引用も字幕になってました。

http://asianartaward.com/

以下ネタバレですが・・・

「土の人」のクライマックスはラストの百合の花とハンドクラップですが、その前の戦争中のシーンとサウンドが圧巻。
映像は当時のフッテージ、戦火を逃れる人々の演出、クラブ?のダンスシーン。
サウンドはあいちトリエンナーレではボイスパフォーマンスと紹介されていましたが、いわゆるヒューマンビートボックスでして戦場のような音を表現。
これが見るものを高揚させます。かっこいい。

興奮状態で見てたら、ふと思い出しました。
戦争が始まるとそれまで反対していた市民も次第に戦争に高揚していった話とか(小林信彦とかで)。
その当時、戦争に行ってない人々は映画館の戦時ニュースなどでハイになってたのかなと思ったり。
そういう状況になるとスペクタクルとして消費しちゃうんでしょうね、おそらく私も。
「土の人」のこのシーン、3度見て初めてそのような戦争の怖さに気付かされました。

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