未来をなぞる上映とトークイベント、トーマス・ルフ、杉本博司、ミリキタニの猫、あいちトリエンナーレなどなど、展示8、映画1、トークイベント2。ときどきブログ記事あり。
[イベント]新宿 1968―69 ドキュメンタリー/ハプニング/ジャズ
[雑感]早稲田演劇博物館で開催の「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市展」関連イベント。東京12チャンネル在職時に田原総一郎がディレクターとして撮影した山下洋輔のドキュメンタリーなど数本上映、山下洋輔ピアノソロライブ、トーク(登壇者:山下洋輔、田原総一朗、五箇公貴、宮沢章夫、松井茂、司会:岡室美奈子)と盛りだくさんで、帰りに寄った飲み屋で四方山話に盛り上がりました(メモっとけばよかった)。
イベントサイト
[展示]「一枚の写真を飾る部屋」ー大西みつぐ企画展ー
[雑感]ポートフォリオなど写真連作について語るのではなく、あえて一枚だけというときに何を選び何を語るか、というコンセプトで写真家6名がそれぞれの一枚を選んだ展示。今道子さんの新作が見られたのが嬉しかったです。DM写真にも使われている山崎守さんの写真はハガキだとダムの壁面に思えたのだけど、実際には会場の奥野ビル306号室で、写真が面白いのか、私の目がおかしいのか笑いました。
306号室告知
[イベント]「未来をなぞる」上映会+ディスカッション「カタストロフとイマージュを考える」
[雑感]大学の階段教室での「未来をなぞる 写真家・畠山直哉」上映会とその後のディスカッション。ディスカッションでの登壇者の方々の意見は、この映画を見る上での新たな視点を与えてくれるものでした。とても貴重なお話だったので、まとめておきます。▶記事をもっと読む
[展示]高倉大輔 作品展monodramatic / loose polyhedron
[雑感]一人の人物の複数の画像を合成して一枚にした「一人芝居」がモチーフの作品展。そのような状況でセルフポートレートを試みていたこともあり見に行ってみました。1枚に収められている人物のカット数が多く、こんなに入れられるものなのかと驚きました。
展覧会サイト
[展示]Mitsutoshi Hanaga Archives Project:羽永光利アーカイブ展
[雑感]「あゝ新宿」と同じ時代に演劇や前衛芸術の記録を撮影していた写真家のアーカイブから選んだ写真展示。ハイレッドセンターのイベントなど、読み物以外だとこのようなスチル写真が当時を振り返る貴重な資料であることを実感しました。
展覧会サイト
[展示]12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクションより
[雑感]東京ステーションギャラリーの12の部屋にみたてて、その部屋それぞれに12人の作家の作品を展示する趣向。映像や写真の作家の作品が多くてちょっと驚きました。陳界仁の映像作品「ファクトリー」が印象的でした。
展覧会サイト
[展示]From Life―写真に生命を吹き込んだ女性 ジュリア・マーガレット・キャメロン展
[映画]ミリキタニの猫《特別篇》
[雑感]2006年公開の「ミリキタニの猫」と、彼から絵をもらった所縁のある人々をミリキタニさん亡き後に尋ねた短編「ミリキタニの記憶」の上映。「記憶」に出てくる人々がそれぞれで面白かったです(絵を大事にしている人、絵を早々と処分してしまった人)。
映画サイト
[展示]トーマス・ルフ展|写真を撮らない写真家の大規模展
[雑感]11月13日までトーマス・ルフ展が開催中ですが、9月9日に本展企画学芸員による夜のギャラリートークがあったので参加しました。展示されている18シリーズの中から10シリーズについて解説がありました。写真というメディアを使ってはいるものの、一言で写真と言えないような作品が多い作家を理解する上で、とても参考になるトークでした。金曜夜の開催ということもあるのか、とても盛況でした。▶記事をもっと読む
[展示]杉本博司 ロスト・ヒューマン|世界の終わりと廃墟のあとに、仏様が待つ展覧会
[雑感]リニューアルオープンを迎えた東京都写真美術館のこけら落としの企画展は、2フロアで杉本博司の展示。3シリーズで構成されていて、順路は3階の「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」、2階の「廃墟劇場」、「仏の海」。展示を見終わった後で、「今日 世界は死んだ…」は2014年にパリのパレ・ド・トーキョーで展示されていたことを知りました。また、当時の雑誌(美術手帖 2014年7月号)で特集されていることを知り、図書館で借りてみました。覚えておきたい内容だったので、東京の展示と合わせて書いておきます。▶記事をもっと読む
[展示]あいちトリエンナーレ2016|岡崎、豊橋はディープだった
[雑感]あいちトリエンナーレ2016、名古屋、岡崎、豊橋の3会場で10月23日まで開催中ですが、日帰りで二度ほど行ってきました。まずは、東京から近い豊橋、岡崎に先に、2回目は名古屋に。ここでは、豊橋、岡崎の展示についてまとめます。▶記事をもっと読む