レビュー

[展示]外山亮介写真展 導光 LEADING LIGHT

2008年に自分と同年代の職人たちを探してポートレイトを撮影し、10年後にもう一度写真を撮りにくる約束をして、再び彼らを撮影した、その10年間の集大成的な展示。自作の巨大カメラと古い技法のアンブロタイプのポートレイトがすごい存在感でした。見てよかったです。

2008年のポートレイトは「種」、10年後のポートレイトは「芽」と名付けられています。種から芽がでるまでは一筋縄ではいかなかったようで、その間の試行錯誤も集大成の一部として展示されていました。ふさわしい表現方法を探す過程は、結果として写真術の歴史を辿っていくことであり、そこが面白いなと思いました。急がば回れ、と言いますか、遅い思考しかないんだな、と思わずにはいられませんでした。種、芽の次の、さらなる10年後が楽しみです。

また、種と芽という概念に合う会場を探したとのことで、地下の種(元銭湯)、二階の芽(元ボーリング場)の空間は想像以上に広く、取り壊されている途中にたまたま入ってしまったような感覚も湧きました。また再訪したいです。

開催概要
会期:5月14日〜19日 11:00-21:00(最終日は18時で終了)
会場:北千住BUoY 東京都足立区千住仲町49-11
http://buoy.or.jp/archives/program/leadinglight

なお、展示に際しては、クラウドファンディングの支援もあったようです。撮影や試行錯誤の過程も紹介されています。
https://camp-fire.jp/projects/view/94403

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