レビュー

展示、映画、イベントみたものまとめ(2016年4-6月)

MOMATコレクション、未来をなぞる 写真家・畠山直哉、大竹昭子トークイベント、椿会展、植田正治 砂丘モードなどなど、展示14、映画1、トークイベント2。ときどきブログ記事あり。

[イベント]『出来事と写真』の対話を終えて〜新たな対話 畠山直哉(写真家)× 大竹昭子(作家)
[雑感]大竹さん、畠山さんのそれぞれが主催するイベントにゲストとして招き招かれ、それが偶然にも二日続きの開催日と決まり、それからトークイベント開催までの間に東日本大震災が起こった、そんな経緯のお二人の対話は2012年1月にも行われ、対話の書籍化のためにさらに対話を重ねてできたのが、『出来事と写真』(赤々舎)。 ▶記事をもっと読む

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[映画]優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.32「未来をなぞる 写真家・畠山直哉」
[雑感]会場の下高井戸シネマには初めて行きましたが、映画館のファンの方がたくさん見にくるという素敵な映画館でした。終映後に写真家、監督との質疑応答がありましたが、今回のドキュメンタリー映画を観る会を目当てに見に来て、写真家のことを初めて知ったという方もいるなど、その方にとっていい出会いになったのではないでしょうか(私もこの映画で写真家を知ったようなもので)。
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[展示]柴田敏雄写真展「Bridge」
[雑感]建築家ローラン・ネイ氏からの依頼でネイ氏設計の橋を柴田敏雄氏が撮影するというプロジェクトの写真展。写真集「日本典型」などで、これまでも橋やダムなど構造物を撮影してきた柴田氏ですが、設計者からの依頼ということなので、従来の作品と違うのか同じなのか、見る前からそんなことが気になりました。▶記事をもっと読む

[展示]あの時代(とき)のホリゾント 植田正治のファッション写真展
[雑感]植田正治が鳥取砂丘を舞台にTAKEO KIKUCHIブランドのカタログ撮影した話は、回顧展などで写真が数枚展示されていたりしていて、聞きかじり程度に知っていました。よくよく思えば、TAKEO KIKUCHIブランドの撮影は1983年、植田氏が70歳を迎えた頃であり、これが初めて経験するファッション写真。なぜ、その時になって?というあたりと、後年「砂丘モード」として知られるようになった作品群が及ぼした影響についても、展示の企画概要で説明されています。全く知らなかったので、そのようなことが判ってよかったと思いました。▶記事をもっと読む

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[展示]新井 卓 写真展 「MONUMENTS」
[雑感]写真を100年先、200年先に残すためにはやはりダゲレオタイプなのかなど思ったりしましたが、作ったばかりのダゲレオタイプは光沢がありすぎて見づらいことを初めて気づきました。見えにくいなあと思いながら何が写っているのか見ようとしたのですが、結局何が写っているかにしか私は興味がないのだろうかと自分が嫌になりました。
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[展示]林田真季 写真展「JAPAN-GO-ROUND」
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[展示]吉川恭平 写真展「牛深」
[雑感]コニカミノルタプラザのABCブースの三展示で一番しっくりきたのがこちらでした。
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[展示]ロバート・モリス&菅木志雄
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[展示]高橋宗正作品展 「石をつむ」
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[展示]椿会展 2016 -初心-
[雑感]資生堂ギャラリーの椿会展がおよそ70年という歴史のある展覧会であること、グループ展というよりもプロジェクト性が高いと思えることが判ったこと、それらを受けてどうしても再訪して、もう一度確かめたくなりました。▶記事をもっと読む

[展示]MOMAT コレクション(9室:渡辺克巳 「流しの写真屋」の見た新宿)
[雑感]東京国立近代美術館のコレクション展ではいつも写真展示のコーナーがありますが、5月15日までのコレクション展の「流しの写真屋」が気になり見にいきました。流しの写真屋とは、夜の盛り場をまわってポートレイトを撮影し翌日焼き付けた写真を届けて代金をもらう、という仕事だそうで、そのような生業をしていた人がいたのかと驚きました。▶記事をもっと読む

[展示]写真展 映画館 映写技師/写真家 中馬聰の仕事
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[展示]うつゆみこゼミ修了展「Marble」
[雑感]うつゆみこゼミ生と先生自身の写真展示。うつさんの縛ってる写真はびっくりするものの、なんか可愛いと思ってしまうのはいいのか悪いのか(後ろめたいとは思わないけど)。自分の子ならいいのか、母娘ならいいのか、父が撮るのはだめなのか、他人でも作品ならいいのか、乳児(幼児)を扱うこと自体がダメなのか。分からない。

[展示]金村 修「 Buddha Virus Suicide Attack 」
[雑感]全編見てはいませんが、動画は何層かのレイヤーを感じることができ、金村氏が見えている世界はこうなのかと納得(モノクロの都市写真と同様)。
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[イベント]大竹昭子カタリココ ゲスト:荒木経惟
[雑感]荒木さん自身が場を作る人。この人だからモデルも撮らせてくれるのかもと思わせる人柄だった。
自身の現在やダジェレ的なネーミングが割とあり(減塩寫眞)、ねこやま猫道ももじりタイトルでこのまま頑張ろう。
「センチメンタルな旅」、東松照明は荒木が陽子さんの掌に乗ってると指摘、寺山修司は演出写真と信じた。陽子さんは会社の上司にも売っていたという。
最近の荒木さん、横断歩道の信号待ちで全然関係ない人同士が隣り合っているところや、若いお母さんが背中に背負って、腕に子どもを抱えてという光景、それだけでいい。前は子ども落とさないかなー(その写真を撮りたいの意味か?)とか思ったりした。→スペクタクルや事件性がなくて、ただそこにあるという写真。無意識。
大竹さんが、畠山さんが欧州で荒木展示を見た際に思ったこと(書籍「出来事と写真」に掲載)を伝えた(そのときの荒木さんの感想が面白かったのだけど書きません)。
荒木さんは、あっけらかんとしているところがすごい(鑑真和像に緊縛写真を貼りたい、とか)。
欧州での人気は武満徹がいうところの、未だに日本人だとフジヤマゲイシャな演出をしたがる欧州の人たちの求めるものと合致しているのではないか?
来年、東京都写真美術館での展示が決まっているとのことで、これはいってみようと思った。
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[展示]あゝ新宿―スペクタクルとしての都市 展
[雑感]早稲田大学演劇博物館の建物が古くて驚かされた。企画展のための設えが新宿っぽい。新宿という町は好きではないのに、新宿っぽいものに惹きつけられるのはなんなのだろう?美術館の展示室で展示されているのとは異なり、ちょっと現場感覚がある。10年以上前の展示だけど、寺山修司展のやり方と似ている気がした(パルコだったか?)。
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[展示]MOMATコレクション 9室 窓と写真(スティーグリッツ、奈良原一高) 11室 生命の徴(しるし)(ロバート・アダムズ、トーマス・シュトゥルート、清野賀子、勝又公仁彦)
[雑感]窓と写真はよい企画。大辻清司のお店のショウウィンドウの写真もあの中でみるといいなと思う。清野さんのはなんかいいと思ってしまう(色味、ひと気なさ、空気が落ち着いている感じ)。勝又さんのはああ、これもスカイラインだなと思った。
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