WordPressのテーマSydneyで使用を推奨されているページビルダー、Page Builder by SiteOriginの使い方です。以前書いた記事「ページビルダーの使い方・1」があまりにもざっくりすぎたので、もう少し詳しく書きます。以下「ページビルダー」の記載は、Page Builder by SiteOriginのことを表します。
(2018/12/14追記)
テーマSydneyが推奨するプラグインは記事作成時のものとなります。2018年12月現在、Sydneyが推奨するページビルダーはElementorですが、当サイトでは以前推奨されていたPage Builder by SiteOriginを使っています。
0.記事「ページビルダーの使い方・1」の概要
- 基本的な使い方(列(ROW)とウィジェットの追加、列追加時の上下余白、ライブエディタ)
- 既存のページを読み込んでクローンを作れる
- ページに列を追加、削除、移動する方法
1.複雑な構成のセクションの場合
1つのROWに対して何カラムにするかを指定するのですが、例えば本文は複数カラムにしたいけど、その前にタイトルをつけたい場合にちょっと迷います(以下の写真のような場合)。そんな場合の対応です。上には「複雑」と書きましたが、ぱっと見は複雑ではないですが、やり方が複雑になってしまいます(Page Builder by SiteOriginが使いにくいとも言えますが)。
このページ(本づくりプロジェクトのmy #cat mar on my knees)を例に対応したことをまとめます。
ちなみに、このページは各セクションの余白を50、レイアウトは全幅を利用しています(下記にも記載)。
1-1.最初のROWに対しては、レイアウトビルダーウィジェットを追加する
レイアウトビルダーについては、フォトショップのレイヤーみたいな感じに捉えました。レイヤーにレイヤーを重ねていくみたいな。最初のレイヤーで背景をつくり、その中に指定するのが上に乗っかってるものという感じに。
ここでは、「最背面のレイヤー」に当たるものを作ります。
①ROWを追加してレイアウトビルダーウィジェットを追加します
その後、行の編集(スパナアイコンにマウスをかざすと表示)をクリックして、詳細を設定します。
②行の編集画面で、レイアウト項目の以下を指定します。
・上下の余白は50(このページの場合に、他の各セクションの余白を50と決めたため)
・行のレイアウトを全幅とします
③セクション全体の背景色を薄いグレーにしたいため、デザイン項目で背景色を指定します
1-2.レイアウトビルダーを編集して複数のROWを追加する
上位レイヤーの指定になります。
なお、1-1では背景にあたる行のレイアウトを全幅にしましたが、その上の中身は標準的に収まって欲しいので、行のレイアウトは標準のままとします。出来上がりイメージは以下の感じです。
①レイアウトビルダーの編集リンクをクリックします
②クリック後に表示される別画面で、該当するレイアウトビルダーの中を指定します
③タイトル用に1カラムのROWを1つ追加します
レイアウトビルダー内のROWについては上下の余白ゼロにします(ここを指定するとさらに余白が多くなるため)
④タイトル用にSiteOrigin Editorウィジェットを追加します
⑤SiteOrigin Editorの編集をクリックして表示された画面でタイトルに記入します
⑥中身用(左に写真、右にテキストを入れたい)に2カラムのROWを1つ追加します
ここのROWについても上下の余白ゼロにします
⑦ROWの左側に写真用にSiteOrigin Image、右側にテキスト用にSiteOrigin Editorを追加します
その際に、追加したい部分をクリックしてアクティブにしておきます。
画像やテキストの指定は割愛します。
めんどうくさいです
2.簡単な方法を探す
2-1.タイトルなし
こういう見た目であれば、
こういう指定でOKです。
説明は不要と思いますが、
①ROWを追加し、2カラムとし、上下の余白を50、行のレイアウトを全幅、デザインで背景を薄いグレーにする(細かい設定は1と同様)
②左側にSiteOrigin Imageウィジェットを指定し画像を設定
③右側にSiteOrigin Editorウィジェットを指定しテキストを設定
なお、左右のウィジェットの行のレイアウトは標準でOK
2-2.タイトルありで画像をfloatにする
①ROWを追加し、1カラムとし、上下の余白を50、行のレイアウトを全幅、デザインで背景を薄いグレーにする(上記同様)
②ROWにSiteOrigin Editorウィジェットを指定します
③タイトルにタイトル、本文に画像とテキストを設定。(i)画像は左寄せ、(ii)画像サイズは鉛筆アイコンをクリックして適宜リサイズします(これは600にリサイズ)
複雑な方法と変わらないですね。。。
2-3.画像をフロートにした場合の欠点
タブレットでみたときに、複雑な方法(ROWを2カラムにする)だと上下に表示されますが(A)、1カラムで画像をフロートにしたのはテキストの回り込みが微妙に気持ちが悪いです(B)。好みの問題だとは思いますが。
(A)上記1の複雑な方法にした場合のタブレットの見た目
(B)上記2-2の画像をフロートにした場合のタブレットの見た目