ねこやま猫道という名前

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おことわりする必要もないかもしれませんが、ねこやま猫道はユニット名であり本名ではありません。名前の由来について書いてみます。

実は著名な写真家のお名前を拝借しています。はい、もうお気づきですね。森山大道氏です。一時期、ねこやま猫道の片方がざらついた感じのモノクロ写真ばかり撮っていた頃があり、『アレ、ブレ、ボケ』と形容されることが多い森山大道氏にあやかって、自身のペンネームを考えました。それが『林山小道(はやしやまこみち)』でした。が、森が林になり、大が小になるというように名前で既に負けているねと、笑い話に留まっていました。

その後、コミックマーケットへの参加を機に、連名ではなくユニット名を考えた際に、「ねこまんが」とはいえ、主眼が猫なのか、まんがなのか、ギャグなのか、読者に伝えたいという思いもあり、猫の字を入れようと思い、森山大道氏の名前を借用する案が再浮上しました。『猫山猫道』だと見た目がくどいのと、二人の写真の特徴があまり似ていないので、『ねこやま猫道』に落ち着きました。言いにくい『林山小道』よりは、よかったと思いますが、『森山大道』の響きとは雲泥の差ですね。意外と本人たちは気に入っているのですが。

ちなみに、猫道、猫山という言葉は、遺跡発掘の用語だそうです。土砂を運搬する一輪車のことを猫車と言いますが、発掘現場において猫車を通すための道を猫道と、猫車で運んだ廃土の山を猫山と言うそうです。であるならば、ねこやま猫道は、自らの猫写真素材(廃材も含まれる)から発掘した中から新たに何かを生み出すシステムとも言えるかもしれません(少し苦しいか?)。

 

この記事は2012年1月に、ねこやま猫道Facebookページのノートに投稿したものを再掲したものです。