レビュー

[CD] RISING SON/Takuya Kuroda 「ライジング・サン」黒田卓也

現在来日中のホセ・ジェイムズ、明日、明後日(2月14日、15日)はビルボード東京でのライブが予定され、私も行くことにしている。そのバンドメンバーでトランぺッターの黒田卓也の新しいCD「Rising Son」、日本盤が昨日先行して発売されたのでゲットした。今朝通勤時に聴いてきたのだが、一言でいうと、今まさに私が聴きたい音楽だった。うれしい。通勤のよき友になりそう。個人的に「Momentum(Joshua Redman Elastic)」、「Hard Groove(Roy Hargrove RH Factor)」あたりを通勤時に毎日聴きながら気分よく出社できていた頃のこととか思い出した。

日本盤には10曲(最後の2曲が日本盤のボーナストラック)入っている。①Rising Sonはこれからショウの始まりのゾクゾクする感じ。②Afro Bluesはアフロビートが気持ちよく、何と言ってもリオネール・ルエケの独特なギターフレーズが印象的で、それに絡み付くメロディが気持ちいい。③Piri Piriのイントロはディアンジェロの「VooDoo」(に入っている曲)風なのだけど、そこからジャズっぽい展開になるところが好き。④Malaはイントロのドラムとピアノを聴くと次にマイルス・デイビスが出てきそうな気分に。実際そんな印象。ドラムとベースが気持ちよく、是非ライブで聴きたい。⑤Everybody Loves The Sunshineは電車の中で腰が砕けそうになった、ホセの声で!おそらく老若男女とわず砕けます。あと長めのイントロとトランペットソロがいい。間奏でロイ・エアーズのオリジナル版風になるオマージュ的な展開も。⑦Sometime, Somewhere, Somehowは昨年末の黒田さんライブでも演奏したと思うが、初めて聴いたときにすとんと腑に落ちる感じがする好きな曲。紆余曲折あったけど終わりは大団円な映画のラストみたいな。⑧Callはミュートトランペットがマイルスを彷彿とさせる。

日本盤発売はタワーレコードのメールマガジンで知り、タワレコ特典のCD(ライジング・サン(DJ Spinna Remix)音源)が先着で貰えるので、買いに行ったら、なんと、本日13日のタワーレコード渋谷店でのインストアライブ後のサイン会参加券も付いてきた!全く知らなかったので嬉しい。

以下は蛇足、兼、覚書。
ホセ・ジェイムズについては、遅ればせながら2012年のiTunes Festivalで知った。ロバート・グラスパーが出るので観ていたら、次の舞台がホセだったのだ。そこに立っていたトランぺッターの音がかっこ良くて「え、誰?はやく名前紹介しないかな」と思ってたら、ホセが「Takuya Kuroda」と紹介して、この名前は忘れないようにしようと思った。2013年2月のホセの来日で初めてライブで聴いて、勝手に「これは来るな」的なものを感じていたら、ブルーノート・レーベルでCDを発表予定でプロデュースはホセというニュースを知り、本作を聴くのを本当に楽しみにしていた。繰り返し聴きたくなったし、買ってすぐに聴いて何かを語りたくなるなんて、随分久しぶりな気持ちだ。音楽って凄いね。