昨年末もコミックマーケット(以下、C95)に参加しました。友人からの誘いがきっかけで参加したのが2009年。まぐにゃむフォトというサークル名で猫関連(ジャンルは、創作(少女))の同人誌などを頒布してきました。特にコミケに興味もなかった私なのですが、10年目になってコミケの面白さを実感し始めました(遅いよ)。
ちなみに規模的には、募集サークルが3日間で35000、来場者数がC95は3日間で57万人(私が参加した1日目は17万人)と大規模です。
未知との遭遇
思いもよらぬ物がある、という意味です。今回自分用に購入したのは、猫関連のマンガ、実験小説、文芸サークル誌。マンガは古典落語のマンガ化、実験小説は古典ミステリーの翻案物なのですが、いいですよねー。
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私も、日本通外国人作家が書いた設定のエッセイを書いたり、小説の中に他の作家の登場人物(らしき人物)が登場したりした昔の小林信彦みたいな創作にチャレンジしてみたくなりました。
また実験小説のサークルでは、こちらも購入。使い捨てカイロなどで裏から熱を与えると黒塗り部分が透明になりテキストが表示されるという趣向になっている書物と、透明カプセルに言葉が入っているもの。どちらもぱっと見で好きになりました。
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ちなみに、文芸系のコーナーでは、ある一人のミュージシャンだけのライブレポ、テレビ?映画?の特定ジャンルの年表という、自分の想像が及ばないものが沢山ありました。ライブレポなどブログで発表までは想像がつきますが、それを本にまとめるのが目からウロコでした。ライブに行けなかったファンの人なら読みたいかもしれないし、ミュージシャンに贈るというのもよいかもしれませんね(少なくとも、ブログに書きました、読んでくださいとURLをメールで送るのよりも、読まれる可能性は上がると思います)。
また、ここ数年は友人のために雑貨のおみやげを選ぶのが楽しみになってます。和菓子みたいなうさぎの置物、和風猫置物、ペンギン柄の袋とふきん。本当におみやげには困りません。逆に多くて迷ってしまうことも。
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挑戦の場になり得る
とにかく色々あるので、創作のヒントになるし、自分でも色々やってみたくなります。
上述のように文芸コーナーでは内容も様々、見た目も様々な創作物があるので、今考えているアイディアが小ネタだとしても発表できそう!と思えるんですよ。
いや、本当に小説にチャレンジしたい気持ちが激増しました。以前は自分が思い描く小説観みたいなものに縛られて書けないと思っていたのが(枚数が書けない、オチが見つからない、など)、そのままでいいんじゃないかとさえ思えるようになりました。ひょっとしたら、ねこやま猫道の「ねこまんが」も、誰かにとっては「これでいいのだ!」と勇気を与えているのかもしれません。そんな風に思ったら、ねこまんがももう少し頑張ろうかなと思うのですよ。
今年の抱負
C95を振り返って思ったのは以下。今年もよろしくお願いします。
- ねこまんがを作り続ける
- にゃん歌も作り続ける
- 猫の合成写真集CLOVEN CATSが好評だったので、アイディアを膨らまして、別な形で発表を続ける
- 猫が語り手の小説に挑戦
- それらの断片をSNSなどウェブで公開する一方で、手書きでも紙一枚でもいいから定期的にモノとして形にした上で、コミケに臨む