びーについて・3

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病気がわかってからのびーの生活について書きます。

3. それからの生活

強制給餌

びーは一番ひどい時期(2015年8月から2ヶ月くらい)は、全く自分で食べない、水すら飲まない(人が目撃する限り見ていない)状態で、強制給餌のみで生きていたのではないかと思っています。30ミリのシリンジにa/d 缶を詰めたものを1日4回(朝2、夜2)あげていました。内、1回分は、a/d缶に免疫力効果が期待できる液体サプリメントと粉状食物繊維を練りこんであげました。

ちなみに、それ以前は、結石症用のドライフードpHコントロールを1日50グラムあげていましたが、a/d缶だけにしたら便がガチガチになってしまったのでした。そのため、食物繊維を混ぜることにしました。

また、食欲増進剤もダメ元で飲ませていたので、夜中にびーに起こされたタイミングでゴハン皿を口元に出してみたりなど試みました。夜中の方がチャチャに邪魔されないからか、少しずつドライフードも口にするようになりました。それはよかったのですが、どうも、夜中に人を起こしてゴハンを食べることが、びー的にはある種のゲームと思っているらしく、夜に5回は起こされていて、人間的には結構辛いです。

自分で食べ出すようになってからは、日によりますが、前日に自力で食べた分量をみながら、強制給餌の本数を調整しました。例えば、前日フードを25グラム食べたら、今日は強制給餌2本にするなど。強制給餌なしの日もあることも。今では強制給餌は1日1〜2本です。

ちなみにチャチャは↓です。

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体重維持

水すら飲んでいない時期には週に1回動物病院に皮下輸液に通いました。自力で食べだしてからは二週に1回と減らしましたが、今では週1に戻しました。皮下輸液も継続しています。

動物病院に通うと体重がちゃんと測れるのも助かりました。結構食べてると思い強制給餌を少なめにしたら実は体重が減っていたなど、こまめに体重管理することが食餌のコントロールに役立ちました。

酸素室

病気がわかって最初に勧められたのが酸素室でした。新聞紙見開きサイズより少し大きい定尺のケージにビニールカバーを上からかぶせ、そこに専用機器で作る高濃度酸素を送り込むものです(一番上の写真の右側の白っぽい物体が酸素を作る機械)。すぐにレンタルしましたが、当初はすぐに出たがり、酸素室に置いておいた猫トイレや水飲みをメチャメチャにしていました。

出たがることが多かったのでそれからしばらくは使っていませんでした。使わなくともレンタル料は毎月支払っているので、一旦中止しようかと思いましたが、そのままで今に至ります。今、酸素室の中で何時間も寝ているびーをみると、レンタルしてよかったと思うと同時に、そんなに呼吸が苦しいのかと愕然とします。

10月に入り、びーが長時間酸素室に入るようになってからは、ケージの扉を外しました。ビニールカバーは四隅が上から下までスリットになっていてマジックテープで留めるようになっていますが、マジックテープを留めなければシートが垂れているだけなので、外に出たい時は自分で出られるようにと思い。中からビニールカバーを押せばスペースができるので自分で出られるのです。

ちなみに、入る時は扉の前のビニールカバーを押してもケージの柵にカバーが引っかかり入れません。人がカバーをめくってあげないといけないのですが、もう一匹の黒猫くーは、カバーのスリットからカバーを前足でめくってケージに入るのが特技なようです。びーも真似して欲しいのですが。

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[びーの写真はいずれも2017年10月7日のもの。びーと酸素室]


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